スパピープル
vol.4三代公映(みしろこうえい) - 気を養い、心を養う気功 -(2)
比叡山で修行を積まれ、茨城県つくば市で気功・太極拳を修得された三代さんは、気功を通して心をいかに養い徳にいたるのかをテーマに活動をされています。
自分のエネルギースポットを見つけてください。
― エネルギーはどこでも供給されるのでしょうか?
エネルギーを供給できる場所というのはたくさんあります。森林であったり、滝の近くであったり、大好きな音楽であったり、おいしい食事であったり。そういう場所にいるとき、人間はとても強くなるのです。他のエネルギーを使いながらでも、どんどんエネルギーが供給されます。みなさんも、自分のエネルギースポットを見つければいいのです。武田信玄が隠し湯を持っていたように、自分を回復することができるエネルギースポットをどれだけ持っているか、そこでエネルギーのバランスを保ちストレスをリセットできるかということが大切です。
あまりにもストレスが大きくなり、リセットできなくなったとき、気の流れが詰まってしまうのです。
東洋の教えは、取り込むよりもまず、リセットです。まずすべて出す。出してしまえば入る容量が大きくなりますから。コップに泥水が入っていたら、そこに水を注ぐよりも、いったん泥水を捨ててからきれいな水をいれたほうがいいですよね。だから、呼吸法も、「吸う」からではなく、「吐く」からです。
気は体を養い、心を養う。
気功で、気を動かすときに一番大事なことは調身(ちょうしん)です。次に調息(ちょうそく)、そして調心(ちょうしん)。この3つが調っているときに気が動く、という最低条件です。身体の調子が悪ければ、心も充足できない。そして身体を健康に保つことも大切だけれど、心も同じように成長し、安定することが大切です。
― わたしは「気」をあまり感じられないのですが、訓練すれば感じられるようになりますか?
気功は鈍磨している身体を少しずつ目覚めさせていく方法論でもあります。
「気」という言葉には、目には見えないけれども、世の中に漂っている、たくさんものが含まれています。例えば、風、湯気、陽炎、さまざまなイオン、それら有益なものを身体に取り込み、巡らせ、養い、排出する。このサイクルを滞ることなく巡らせることが重要です。「気」には生命を育む源泉という意味があります。
「功」は、階段を一歩一歩上っていくように、レッスンを積み重ねていくということです。
お湯を沸かすのに、5分間火を強めて、5分間火を止めるということを何度繰り返しても水は沸騰しませんが、ほんの弱い火でも、時間をかければ、やがて水は沸騰し、お湯となります。このように、目的を持って気の練功に励んでいれば、気功は自然に日常生活の中にとけ込んでいきます。つまり「功」とは、長く続けていく、継続的なレッスンという意味です。
気を養うことは難しいのですが、気を使うのは簡単です。ストレスに満ちた現代生活では、意識的に自分をコントロールしていかないと、日々のストレスをリセットすることは難しいと思います。大好きな音楽を聴き、身体に良いものを食べ、時には温泉に身を浸し、ちょっと一息つく。毎日の生活の中で、笑ったり、泣いたり、感動したり、関心ごとがたくさんあって、自らを開いている状態を保ちながら、感情をためずにその場で処理していく、今という瞬間を楽しみながら生きることが大切なのです。
代表的な気功「スワイショウ」
三代さんに気功の簡単なレッスンを教えていただきましたのでご紹介します。
まず両手を広げて一回転、何も手にぶつからなければ、空間の確保は万全です。
<ポーズ:調身>
足を肩幅並行に開き、ひざは、つま先より出ない程度に軽く曲げ、両手を勢いよく前後にぶらぶらと振る。
<呼吸:調息>
両手が前にいったときに吸い、両手が後ろにいったときに吐く。
<イメージ:調心>
手のひらや指先から体内に溜まった毒素や疲れなどを、息を吐くと同時に、捨て去るイメージを持つ。
<効能>
肩こり・イライラ・不眠症・高血圧・胃腸などの病を軽減するとされている。
およそ100回で2分のペース。1日200〜300回ほどを振ってみる。
3ヶ月程続けていくと、気・血・水の流れが整い、自然治癒力が高まってくるそうです。そうすると、身体の中にあるもの、心も含めて、呼吸も含めて、あらゆるものが一体となって対処することができるようになるということです。
後は、レッスン時間の確保。1日5〜10分あれば充分です。
ぜひ続けてください。
三代公映さんプロフィール佛集山 仙寿院住職
阿佐ヶ谷気功クラブ代表
https://sugi-ck.net/sugi//pages/gp/kikou/
東銀座健康気功エクササイズ代表
久が原 ガイアビューティーショップ内 気功教室
http://www.gaiabeautyshop.com/
三代さんの気功教室のスケジュールは下記よりご覧ください。
http://reimeiken.com/kikou/
