世界のスパニュース

vol.682012年 5月
日本のニュース
5月15日「日本のベストスパ」を決める投票がスタート
お待たせいたしました!いよいよ、5月15日よりスパファインダージャパンのホームページ上で「Spafinder Japan Crystal Awards − 日本のベストスパ 2012」の投票がスタートします。今回は、「第3回スパ・ジャパン 2012」との共催によるもので、サイト上に発表された78施設から、日本のトップスパとしてふさわしいと思うスパを5施設まで投票していただくというもの。その中で最も得票数の多いスパを「日本のベストスパ」として、表彰いたします。また、従来通り、トップ10の発表も行います。今年からは、スパやウェルネス業界で活躍する人たちが、専門的な観点から選ぶ部門も増設し、発表を行う予定です。表彰式は、9月10日から開催される「第3回スパ・ジャパン2012」の会場で行います。 投票のための特設ページは、スパファインダーのトップページに表示いたします。投票していただいた方の中から抽選で20名様に、「スパファインダー スパエクスペリエンスチケット レッド」(10500円)をプレゼント!投票期間は、5月15日から7月31日まで。
皆様の投票をお待ちしております!

アジアのニュース
中国の古都に温泉&ウェルネスセンターが来年オープン(寧波市/中国)
寧波(ニンポー)は、中華人民共和国浙江省に位置する港湾都市。世界各国の機械メーカーが集まった商工業地域であると共に、多くの史跡が残る中国最古の都市のひとつでもあります。そこでは来年の8月オープンを目指し、温泉も楽しめるウェルネスセンターの準備が進められています。
総工費2,500USドルのナンユアン・ホットスプリング&ウェルネスセンターは、オーシャンフロントスパと入浴施設がひとつになった6,000平方メートルの建物で、場所はヒルトン・ニンボー・ ナンユアン ・リゾートの隣となります。デザインを担当しているのは、アメリカに本社を置くWATGとタイのGOCOホスピタリティです。建物内には24室のトリートメントルームがあり、その中の2室はスイート、1室はスパパビリオンを予定しています。このリゾートのセールスポイントは、メディスパと7室のスイートを備えた体重管理専門のクリニックです。ナンユアン・ホットスプリング&ウェルネスセンターでは、アロマセラピー・アソシエイツやイラ、コンフォート・ゾーンの製品を使用し、健康上の特定の問題に対し、結果重視のウェルネスプログラムを提供します。
リゾート内にはスパのほか、女性専用のビューティーサロン、男性用グルーミングエリア、リラクゼーションエリア、クワイエットゾーンといった室内施設があり、そしてヴァイタリティプールなどのウォーターエクスペリエンスも提供するとのこと。屋外には、ミネラル豊富な鉱泉水をたたえた5,000平方メートルに及ぶ水浴エリアもあります。
GOCOホスピタリティのCEO インゴ・シュベーダー氏は次のように述べています。「中国は、スパの開発において最も目覚ましい発展を遂げている国であり、その成長のほとんどが上海を舞台としています。このことはつまり、中国人、特に上海人のウェルネスに対する興味の高まり、そして国際的なレベルにあるウェルネスデスティネーションを求める風潮がますます強くなっていることを意味しています。」
GOCOホスピタリティは現在、広州や蘇州、天津、北京、上海、三亜など、中国各地でウェルネスプロジェクトを進めています。世界では、13か国で22のプロジェクトに参加しています。

カンボジアのホテル運営に乗り出したハイアット (シェムリアップ/カンボジア)
ハイアット・ホテルズ・コーポレーションは、アンコール・ワットやアンコール・トムのあるシェムリアップにあるホテルをリブランドし、運営にあたるという現地法人との同意に至りました。これにより、カンボジアにハイアット初のホテルが登場することになったのです。
107室の客室を備えたホテル・ドゥ・ラペ・シェムリアップは、2013年の第一四半期、パーク・ハイアット・シェムリアップとしてリオープンするのに伴い、広範囲の改修のために今年の6月30日をもってクローズします。すでにスタイリッシュな高級ホテルとして、4室のシングルトリートメントルームと2室のダブルトリートメントルーム(内1室は、デカダンスなプランジバスつき)をもつ3階建てのスパ・インドシナがあります。スパから一望できるのは、クメールをイメージしたプールとウォーターガーデン。新鮮な素材をその場でカスタムメイドした粧材を使った伝統的なクメールまたはジャムゥのトリートメントを提供しています。また、ペボニア・ボタニカの製品を使ったフェイシャルもあります。今回のリブランド計画にも、ちゃんとスパが含まれていますが、現在のスパをそのまま維持するのかは不明です。
リオープン時、パーク・ハイアット・シェムリアップはスパのほか、2軒のレストラン、1軒のバー、ベーカリー、2つのスイミングプール、フィットネスセンターを備えたホテルとなる予定です。ハイアット・ホテルズ&リゾーツのアジア太平洋地域不動産開発担当上級副社長ラトネッシュ・ヴェルマ氏は、次のように述べています。「この世界的に知られたプロパティは、カンボジアという素晴らしい国を訪れた人々を虜にする地元の魅力とパーク・ハイアットのゲストの期待にも応えるだけの素晴らしいエクスペリエンスの両方をすでに備えています。我々はこのホテルをわが社のポートフォリオに加えることができて、非常に興奮しています。」一方のホテル・ドゥ・ラペ社の最高経営責任者Eddie Kiasrithanakorn氏のコメントは次の通りです。「私たちの大切なゲストのため、ハードの面でもサービスの面でも新しいラグジュアリーの要素が創造されることを楽しみにしています。」

中東のニュース
「メディカル・シティ」の誕生 (オマーン)
イギリスに本社を置くデザイン&エンジニアリングコンサルティング会社 アトキンスは、アラビア半島の国オマーンで計画されている世界規模のヘルスケア施設「ザ・メディカル・シティ」のマスタープランを公開しました。このザ・メディカル・シティは、アペックス・メディカル・グループを中心としたヘルスケアのための民間のインフラ開発で、オマーンでも最大級のプロジェクトです。アラビア海に面した80万平方メートルの土地に、さまざまな施設が入ることになっています。その中には、375室の客室を擁するホテル、スパなどが含まれていますが、それ以上の詳細はまだ未定。ホテルは、市場の中で高価格帯に属し、もちろんスイミングプールやジムなどを備えています。スパは、医療目的に使用されるほか、一般にも開放される予定です。
ザ・メディカル・シティの中心に位置するのは病院であり、医療スタッフ用の訓練エリアや教育エリア、ウェルビーイングセンター、居住施設など、ほかのヘルスケア施設もあります。アトキンスのデザインディレクター レイ・フィリップウジは次のように語っています。「このリハビリや健康的な生活にふさわしい環境の中で、世界クラスの医療施設を総合的に備えたザ・メディカル・シティを設立するという構想は、アラビア半島にとって重要でとてもエキサイティングなプロジェクトです。我々は、二酸化炭素削減、廃棄物削減、地元産の持続可能な素材の使用といった指針を組み合わせ、それでいて本当に現代的で、しかも環境にやさしい開発をデザインに取り入れています。」

アフリカのニュース
政府主導のホテルの格付を行うモーリシャス
インド洋に浮かぶモーリシャスでは、国の観光業のさらなる発展のために、政府によりいくつかの手段が計画され、そのひととして、すべてのホテルが新しい格付けを受けることになっています。副首相と財務大臣の許可を受けたこの格付け事業は、観光大臣が設立した推進委員会が実務にあたります。
このホテル格付けプロジェクトは、モーリシャス全土をカバーする宿泊セクターに「秩序ある発展」をもたらし、多くの旅行者を惹きつける島の魅力を維持するいわば待望のプロジェクトなのです。推進委員は、海外のパートナーやツアーオペレーター、セクター内の各種組織に基本方針をすでに提出したところです。今後は、業界内の「できるだけ多くの」関係者とともに計画を進めていくのと同時に、同じ様な計画をすでに完了した友好国からフィードバッグも得たいとしています。
政府の広報官は次のように述べています。「ホテル格付けプログラムの目的は、施設やアメニティ、スパなどのサービスの基準を確認することにより、観光業を基本にたちかえらせることにあります。モーリシャスのホテルやリゾートの多くは、その内容をより良くするために多くの投資を行い、お客様に最高の施設とサービスを提供しようと惜しみない努力を続けています。そして、そうした姿勢が広く認められている一方、中には、基準以下の施設やサービスを提供したり、誤解を招くような情報を流したりすることにより、モーリシャスの評判を落としているホテルなどがあるのも本当です。」

ヨーロッパのニュース
中東で働きたい女性フィットネススタッフ対象のセミナー (イギリス)
人材に関する専門企業レジャーフォースは、サウジアラビアなど中東地域で働くことを希望するイギリス国内の女性フィットネスインストラクターやスポーツのプロを対象とした無料セミナーを開催する予定です。半日のセミナーは中東での上手な働き方や生活の仕方など現代世界にマッチした文化的なアドバイスを与えることを目的としています。レジャーフォースの親グループであるウルトラフォースの設立者 サイモン・ウィンザーは次のように語っています。「この10年、サウジアラビアをはじめとする中東は、健康やフィットネス、スポーツへの興味をますます増し、参入するようになってきました。最近まで、女性はこうしたアクティビティの裏方としての役割を担ってきました。しかし、ここ数年、女性たちもより活躍するようになってきたのです。その背景には、サウジアラビアビアの王家の女性たちが、自分たちのスポーツクラブやフィットネスクラブを開発しようと投資していることがあります。」一方、イスラム教のこうした国々では、スポーツやフィットネス、スパなどそれぞれの施設において、男性エリアと女性エリアを作る必要があります。「だからこそ、女性エリアには、女性のスタッフだけを配置する必要があるのです。イスラム教の始祖が誕生した地としてイスラム教と部族の伝統を厳格に守るサウジアラビアでは、より健康的なライフスタイルを求めるこうした新動向の副産物として、これまで以上に女性のパーソナルトレーナーや女性のスポーツコーチ、そして女性のマネージャーに対する需要が高まっているのです。しかし、サウジアラビアの女性の中には、そうした資格を持つ人はそれほど多くないのが実情です。だから、スポーツクラブやスパ、フィットネス施設のオーナーたちは、優秀な人材を海外、特にヨーロッパから輸入しようとしているのです。」
各セミナーには、中東で毎日遭遇する文化の違いにどのように適応するかというアドバイスや、ゲストスピーカーによる同地域でのキャリアの築き方などの講演などが含まれています。最初のセミナーは、マンチェスターとブリストル、そしてサウサンプトンで6月スタートします。

エレミスのティーン向けスキンケア商品がデビュー (イギリス)
イギリスのスパサプライヤーであるエレミスより、ティーンエイジャーと20歳代前半専用のスキンケア商品が発売になりました。フレッシュスキン・バイ・エレミスというこのシリーズは、全9品。各商品はエルダーフラワー、ローズヒップシードオイル、クコの実、ゼラニウムなど、即効性のある自然素材を使用し、肌の浄化や古い角質の除去、肌荒れの予防、保湿、そして皮膚の弾力性を高め、若々しい肌をより長く保つことを目的としています。中でも、スーパー・ブースト・モイスチャライジング・セラムは、疲れた肌に集中的に働きかけ、自然な潤いレベルを取り戻すことができる商品です。3月30日からは、イギリスとアイルランドのスーパードラッグ店にて発売。世界各地では、6月17日より店頭に並ぶ予定となっています。

カール・ラガーフェルドが手がける歴史あるホテルのリノベーション (モナコ)
モナコのホテル・メトロポール・モンテカルロは、1886年創業という歴史と2004年にリノベーションを担当した世界的なフランス人インテリアデザイナー ジャック・ガルシア氏の感性が融合したコンテンポラリーかつエレガントなホテルです。このたび、ファッション業界の重鎮であるカール・ラガーフェルド氏を迎え、同ホテルの屋外施設のリノベーションが行われることになりました。今回の対象となる施設はプール、テラス、庭園であり、新しく同ホテル内で3件目となるフレンチシェフ「ジョエル・ロブション」のレストランなどが増設されます。
ファッション界の大御所とリーディング・スパズ・オブ・ワールドのメンバーであるメトロポール・ESPA・モンテカルロを擁するプロパティのこのコラボレーションは、ラグジュアリーの真のシンボル、そして21世紀のエレガンスを追求するホテルの姿勢を追求したものであり、この夏に完成予定です。中でも、カール・ラガーフェルド氏によるアート作品の展示が今から話題になっています。ホテルのために制作されたフレスコスタイルのインスタレーションで、ギリシャ神話の英雄ユリシーズ(オデュッセウス)の旅を表現した15枚のガラスパネルで構成されるとのことです。
アメリカのニュース
プラスチックの使用削減に積極的に取り組むアメリカのスパ産業
アメリカのスパ産業は14,000に近い施設で構成され、その収益は年間97億USドルに及び、レジャー産業の中でも主力を担っています。そのため、環境保護運動の面でも非常に重要な役割を負うことが期待されています。グリーン・スパ・ネットワークは、ランチョ・ラ・プエルタのCEO ロベルト・アルホナ氏をはじめ、自然との共存を目指し、スパ産業の質を変えたいという世界的なスパのプロフェッショナルたちが作った団体です。現在、プラスチック汚染の撲滅を目指す世界的な連合 プラスチック・ポリューション・コーリションと共同で、スパやリゾート、そしてスパのサプライヤーを対象とした新しいプラスチック削減キャンペーンを行っています。この11カ月間にわたるキャンペーンは、スパ産業で食品や粧材のパッケージやビニール袋といった使い捨てのプラスチック製品の使用を減らそうという動向を加速することを目的としています。スパやサプライヤーはこのキャンペーンに登録し、その成果が最も優秀だった施設には2013年4月22日のアースデーに、7つのカテゴリー毎に賞が授与されることになっています。
アルホナ氏は次のように述べています。「我々人間だけでなく、我々が住むこの星の健康を促す積極的な手段をとるなどのリーダーシップを担うのは、我々スパ業界の責任であると考えています。」

